ブッカー

キン肉マンは最初はほのぼのとしたギャグ漫画だったが、後にプロレスを絡めた格闘漫画になっていった。

その際に、プロレスであるからには必ずブックがある、という前提の元、面白い考察をしているサイトがある。

ブッカーはミート君で、全超人軍団を裏で統括している。悪魔超人界の首領(ということになっている)サタンや、5大邪悪神(本当は神でもなんでもなく、顔だけ星出身の顔だけ星人)もミートくんの支配下にあり、そういう意味ではミートくんこそが超人界の神と言える。ミートくんの書くブックはリング内外共に秀逸で、多くの超人プロレスファンが熱狂し、第一次超人プロレスブームを築くことに成功した。試合では自らがセコンドに付くことも多く、選手がまずいムーブ(動き)をすると、フォローを加えて試合の流れを修正したりもする。また、キン肉星王位争奪戦では自分がリングに上がっておいしいブックを消化したため、レスラー達から顰蹙を買ったりもしたが、絶対の権力を持つミートくんに誰も抗議することはできなかった、というものだ。

なかなか面白い。

ジェシーメイビア

初出はアメリカ遠征編「おちぶれプリンスの巻」(JC4)。それまで999回ハワイ・チャンピオンのタイトルを防衛してきたプリンス・カメハメからタイトルを奪取、チャンピオンとなりカメハメを付き人に従えた。相手のかける技をことごとく切り返す、返し技の名手。カメハメによって48の殺人技を授けられたキン肉マンと対戦し、相手の力を利用しない技に乏しいという弱点をつかれ敗北する。

キン肉マンがタイトルを返上後に奪還するが、ジェロニモにより再びタイトルを奪われる。キン肉星王位争奪編では、ハワイ巡業に来ていたウルフマンとともにキン肉マンの応援に駆けつけ、キン肉マンとキン肉マンスーパー・フェニックスの試合に介入しようとする邪悪の神を退けた。

『キン肉マンII世』では、正義超人養成校「ヘラクレス・ファクトリー」の教官として登場。

カレクック

頭にカレーライスを乗せている超人。ラーメンマン、ブロッケンマンと並ぶ残虐超人の代表格。頭に食物を乗せることによりパワーを供給しており、乗せる物は牛丼や牛乳でも問題はないのだが、インド出身ということでカレーを乗せている。そのカレーは非常に美味だが、無断で食べると激怒する。弱点もそのカレー。

第20回超人オリンピック本選では、キン肉マンに凶器攻撃をしかけさらにその傷口にカレー・ルーをすりこみ苦しめる(アニメではキン肉マンをカレーの豚肉にすることを宣言)、それにより頭が一時的に麻痺し「マッスル・デビル」と化し圧倒的な強さを見せたキン肉マンを恐れ逃走した。

サンシャイン

アシュラマンたちとは異なり、正義超人に転身せずに悪魔超人としての立場を貫いているが、宇宙超人タッグ出場以降は正義超人を好敵手と認め、リング外では人間たちにも危害は加えず、むしろ普段は人情味あふれるようになる。

悪魔超人としては、あくまでも勝負はリング上でつけるというルールを強調し、堂々とした形での軍団再興を望んでいる。悪魔超人にはタブーとされていた「友情」を絶対と信じるようになった点なども、改心して正義超人へ転身した他の元・悪魔超人たちと変わらない。

超人タッグでのネプチューンマン

多数の覆面超人が参加する宇宙超人タッグ・トーナメントでは、ビッグ・ザ・武道とのタッグチーム『ヘル・ミッショネルズ』を結成。フードをかぶり正体を隠して出場した。

完璧超人の先発隊として1回戦第2試合にスクリュー・キッドとケンダマンを送り込むが、凶器を使用・敵に背中を見せる・敗北するという3つの禁を犯したことを理由に制裁として武道と共に二人を殺害する。

続く第3試合では超人師弟コンビ(ロビンマスク、ウォーズマン)と対戦。ネプチューンマンの正体が喧嘩男であると疑うロビンマスクにより、自身の両腕をあえて傷つけることで攻撃を誘われ、組み合うことによって正体を暴かれる。だが正体暴きに夢中になったロビンマスクは体力を消耗してしまう。これによりまずウォーズマンを、その後はロビンをビッグ・ザ・武道との合体技クロス・ボンバーによってそれぞれKOし、二人のマスクを奪った。

バッファの王位争奪戦時

キン肉マンソルジャーにスカウトされ残虐チーム(超人血盟軍)の一員となる。準決勝でソルジャー、ブロッケンJr.と共に、キン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームと空中に浮かぶ立方体リングで6人タッグマッチを戦う。試合中、ブロッケンJr.とプリズマンの死闘が佳境を迎える中、キン肉マンからロングホーンを返され再装着した。ブロッケンJr.の戦死後マンモスマンとの一騎討ちとなり、ロングホーンを上回る威力を持つマンモスマンの「ビッグ・タスク」に一時は怯えたが、克服して新技「超人十字架落とし」をマンモスマンに決めた。ソルジャーの秘密が書かれた預言書のページを守り抜くべくマンモスマンを道連れに立方体リングから転落し、もみ合いの末に「バッファローBOMB」でマンモスマンをKOしたかに思われたが、バッファロー一族の二の舞を防ぐためフェニックスに与する邪悪の神々の介入で立方体リングが落下するのを支え、ハリケーン・ミキサーで邪悪の神々をはじき飛ばした。これにより今度こそ力尽き伊吹山の谷底に消える

ミキサー大帝

キン肉マンと戦い、5柱の邪悪の神の力を借りてキン肉マンの火事場のクソ力を分離・封印することに成功した。キン肉マン本体は超人墓場に飛ばされた後戻ってくるが、ミスター・VTRの助けでキン肉ドライバーから逃れ、キン肉マンから勝利を挙げる。

続くミートとの戦いでは、キン肉マンに背中のネジを1本抜かれていたところにバックドロップで衝撃を受け、バラバラに分解され敗北した。

キン肉マンから一本勝ちした超人は実に少ないので、歴史的な金星だが、ミート君にまけているので随分と落差が激しい超人だ。

こんな時期があったのか

キン肉マンは超人オリンピック~アメリカ遠征のあと、どんどんシリアス路線にいったと思い込んでいたが、初期の頃の様なギャグ路線に一時戻っていたのだ。

超人オリンピック王座を剥奪されたキン肉マンとミートは日本へ帰国、再び貧乏暮らしに。故郷キン肉星への帰省やラッカ星での宇宙野武士退治など、ギャグ中心の原点回帰的な内容。画風も以前のものに変更された。アメリカ編は作者曰く「失敗だった」とのことで原点回帰的な内容となったが、それに代わる展開を模索していた時期であった。

Pスターウォーズ

『フレッシュジャンプ』で1984年(昭和59年)2月号から1987年(昭和62年)10月号まで連載されていた。登場するレスラーは全て実名である。協力・監修は全日本プロレス、新日本プロレスが認可・認定している。

桜井は東京スポーツ編集局長としてプロレス界に影響力があったが、原作にノータッチで、クレームに対処するため名を連ねた。また、みのも自身が、1970年代に桜井がプロレス雑誌に連載していた実名プロレス小説「プロレス太平洋戦争」を愛読しており、「日本プロレス界征服を狙ってアメリカ各団体の連合軍が来襲し日本側が連合して迎え撃つ」という設定をそのまま採用した。連載にあたり、桜井はみのもに対し「好きなようにやりなさい、クレームが来たら私が責任を持つ」と言ったという。荒唐無稽なストーリーは桜井の原作をベースにして、みのもけんじが単独で考え出していた

侍ジャイアンツの企画段階

『巨人の星』と同じ原作者による巨人V9時代の作品。『巨人の星』の終了から約半年後に連載を開始し、アニメ化を前提とした企画であった。当時の『週刊少年ジャンプ』は読売ジャイアンツと独占契約を結んでおり、長島茂雄や王貞治など実在の野球選手が多く登場したことが特徴である。

連載3年目では人気が低迷し打ち切りとなる寸前であったが、アニメ化決定後に人気が再上昇し打ち切り回避となった。当時の編集部員・西村繁男は、ベスト5には入る安定した人気で、人気は常に上位だが新しい読者を引っ張る力がなかったと本作を位置付けている。

作画を担当した井上コオは、望月三起也のアシスタントだった新人であり、読み切りでデビューはしていたが、本作が初の連載デビューとなる。事実上のヒット作品はこれ1作である。後年は、いくつかの本作の関連作品(後述)と、『新・巨人の星』の「井上コオ作画版」も描いている。この井上のアシスタントをしていた人物が車田正美である